最近、スタディサプリだったり、東進の映像授業だったり
自宅で安価な料金で授業を受けられるサービスが流行っていますね。
以前みたいにわざわざ遠くの予備校まで通わなくても
場所を選ばずどこでも有名講師の授業が聞けるなんて、
今の子はうらやましいかぎりです。
ただ、その一方で私の教室には、
予備校の映像授業ではよくわからない。
先生に直接質問がしたいので、映像授業は自分には合わない。
といったお問合せがよくありましたので、
今回は、映像授業に合う子の特徴について解説したいと思います。
映像授業が合っている子の特徴
- 学校の授業をしっかり理解できるレベルにあること
- 目安は偏差値55以上
- 学ぶ意欲に溢れていること
1 学校の授業をしっかり理解できるレベルにあること
他の映像授業をやっている塾からうちの塾に来る生徒が言うには、
映像授業だと、ただ聞き流しているだけになっていて、
先生の言っていることがよくわからない。
その場ですぐに質問したいのだが、
チューターの先生がビミョーな人でよく説明がわからない
といった声があります。
その一方で、映像授業の先生はわかりやすくて、
自分のペースでどんどん先に進めるのですばらしい!
といった声も多数あります。
たしかに、理解力のある子であれば、先生の言っている意味がスラスラわかって、
モチベーションも上がるのでしょうが、
基礎学力の足りない子だと、理解するのについていけなくなり、
だんだん授業についていけなくなるおそれがあります。
また、目的意識のない子の場合だと、
自分に甘く、授業を聞くのがおっくうになり、
サボりがちになることがあるのもよくありますね。
そこで、映像授業に合うかどうかの基準を私の経験則で言わせてもらうと、
まずは、学校の授業をしっかり聞き、それを理解できるレベルにあることです。
それなら、映像授業の方もしっかり聞き、継続できるようになるでしょう。
2 目安は偏差値55以上
模試の成績でいうと、偏差値55近辺の成績を取れている方なら、
映像授業に沿って進めていけるでしょう。
ただし、それ以下の方であれば、
直接先生の指導の下、進めていき、
躓いたらその都度サポートを受けた方が無難でしょうね。
AIの進歩により、人間がいなくても何とかなってしまうような世の中になりそうではありますが、
やはり、子どもの指導となると、AIでは自分に甘くなりがちな子では対応できないと思います。
逆に自立学習のできる子は、AIだったり、映像授業の恩恵を存分に生かして、
差を広げていけるのではないでしょうか。
3 学ぶ意欲に溢れていること
映像授業は、基本ひとりでやるものなので、サボろうと思えばいくらでもできます。
講座だけ受講しても、結局授業を聞かないまま終わってしまう・・・
映像だけ流して、全然聞いていない・・・
そんな事例はいくらでもあります。
映像学習や通信講座など、自宅でひとりで行う学習については、子ども任せにするのではなく、保護者の協力が不可欠です。
それが厳しいようなら、学ぶ意欲に溢れていて、勉強にハマり込んでいるような子でない限り、映像授業はやめた方がいいと思います。
大人ですら、勉強を続けていくことは難しいくらいですからね。
まとめ
以上、映像授業に合う子の特徴についてお伝えしました。
私の塾にもたまにいるのですが、平均点以下の点数しか取れていない成績で、
映像授業をやっている子を見かけますが、
これははっきり言って無意味です。
ただ映像を聞き流しているだけで、
ほとんど頭に入っていない可能性が高いので、やめたほうがいいです。
特に数学や英語といった積み重ねが大事な科目の場合、
基本なくして、応用問題など解けるわけがないです。
たとえば、数学のプラスマイナスの計算や分数の計算ができないのに、
二次方程式や二次関数の問題が解けるわけがないですからね。
それよりも、先生との会話を通じて
基礎から徹底的に指導を受けた方がいいです。
たとえば、小6の分数の計算や、中1の正負のたし算ひき算などから
スタートする方がよほど点につながります。
是非参考にしてみてください。
コメント
[…] 受験バカのまなびNAVI ちば!2020.01.13映像授業、合うか合わないかは子どもの学力次第https://shien-salon.sugawara-kokusai.net/2020/01/13/eizoujugyou-aukaawanaikahakodomoshidai/映像授業を使いこなせる子は、 […]