令和２年度 千葉県公立高校入試　二次募集の入試結果を振り返る

昨日、千葉県公立高校入試の二次募集の結果が発表されましたね。
合格されたみなさん、おめでとうございます。

今回結果を見て、気になる点がいくつかありましたので、少しコメントしたいと思います。

定員割れとなり２次募集を実施した主な高校

令和２年度千葉県公立高校２次募集結果（☆菅原ピックアップ）

高校名	募集人数	受験者数	合格者数
柏井高校	４	２	２
八千代西高校	４	６	４
成東高校	１３	７	７
行徳高校	２４	１４	１０
浦安高校	２０	１１	１０

第１学区の柏井高校の人気が下がりまくっていますね。

２次募集でも定員割れとなっています。
つい３，４年前なら、「柏井高校に何としても行きたい！」という子がいましたが、そういった子を見かけることはなくなりました。
やはり部活の不祥事の影響が尾を引いているようです。

ただ、柏井高校に自宅が近い方だったり、どうしても公立高校でないとマズい！という方であれば、案外柏井高校は狙い目なんでしょうね。

同様に少し驚きだったのが、第２学区の浦安高校の定員割れ・・・

後期も定員割れのあげく、受験者全員合格で超穴場でした。
毎年、浦安高校に挑戦する子を見てきましたが、定員割れをするなんて初めてじゃないですかね？
いったい浦安高校で何かトラブルでもあったのでしょうか？
私のこれまで見てきた生徒たちを思い返すと、わりと性格の穏やかな子が集まる学校だなというイメージがあります。
学校の雰囲気に関しても悪い噂を聞くこともなかったですしね。

来年以降も浦安高校で定員割れが続くのか、注目したいですね。

さらにもう一つの驚きが、第５学区の成東高校の定員割れ・・・

成東高校って偏差値も５７から５８くらいはあって第５学区ではそこそこレベルが高い進学校です。
それが定員割れとは・・・
以前は、成東高校って山武市のエリアではみんなの憧れの高校でしたよね？

「２次募集でも不合格になる人はいる」という事実

高校名	募集人数	受験者数	合格者数	不合格者数
八千代西	４	６	４	２
船橋豊富	４８	１８	１５	３
市川工業 （機械科）	３	２	１	１
行徳	２４	１４	１０	４
浦安	２０	１１	１０	１
浦安南	４	２	１	１

さすがに二次募集なんだから、受験すれば全員合格するだろう、と安心していた受験生。
意外とどこの高校も「全員合格」とはさせていないようです。

ある程度の得点は取っておかないと不合格になっていますね。
さすがに０点を複数科目とっているようでは受からないようです。

行徳高校や浦安南ですら不合格者を出すくらいですからね。

今後の展望

今後少子化の流れや私立高校の授業料無償化、中学入試の激化などの影響で、公立高校の定員割れはますます加速していきそうな予感です。

人気のない高校はますます受検者数が減って、千葉大宮高校のように通信制になっていく可能性もありますね。

いずれにせよ、いま中学生の子がやるべきことは、志望校を決め、その高校に合格できるよう勉強あるのみです！
勉強しないと二次募集ですら合格できないという悲惨な目に遭ってしまいます。

いくら公立高校の入試が受かりやすくなったからといっても、最低限の学力は求められるということですね。

ぜひ参考にしてみてください。