【進学研究会】進研テスト 5月~7月の成績結果はあまりあてにならない

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菅原 正道

千葉市緑区出身の現役塾長。小中高生を対象とした学習塾で、5年間教室長をつとめる。
これまで、200名以上の受験生を第一志望の学校に送り出してきた。確実に合格するための戦略を組み立てることを得意とする。

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進研テストの問題はわりと解きやすい

毎月、受験生(中3)のみなさんは各塾で模擬試験を受けているかと思います。

5・6・7月の春から夏にかけての時期は、進学研究会の模試を採用している教室では、「進研テスト」を受けている方が多いのではないでしょうか?

毎年、この時期の成績を見ていると、わりと偏差値もふだんより高く、志望校判定も高評価な子が多い傾向にあります。

しかし、ここで「自分の実力が上がった!」、と思っていると、あとで痛い目に遭います。

その理由を解説します。

進学研究会の模試には、春から夏にかけて行う「進研テスト」というものと、夏以降に行う「千葉県統一テスト」という2種類があります。

進研テストの方は、各学年の最初の時期に行われる導入期のテストのためか、わりと「やさしめ」に作られています。

そのせいか、理科と社会の科目は試験時間が40分だけなんです。
国語も、聞き取りテストや作文問題はないし、英語もリスニング問題は、記号だけ書く形式のため、入試問題より平易な作りになっています。

結果、点数も取れやすく、偏差値も高めの評価が出ます。

テストの結果が良くても過信してはいけない

夏休み前のこの時期に、自信をつけてもらうためにも、模試の判定が良いことは励みになります。

しかし、ここで過信しすぎるのは注意しましょう。

夏休み前までの進研テストでは、まだ中3で習う単元は出題されていないので、さらに理解を深めていく必要があります。

それに、他の受験生たちは夏休みから猛チャージをかけて勉強するので、夏以降の模試では、自分では良い点数だと思っていても、他のみんなが取れているため、それほど良い評価が出ない傾向にあります。

模試の成績が良くても、気を緩めず勉強を続けてください。

勝負は夏休み以降の「千葉県統一テスト」だ!

模試の成績で一番気にすべきなのは、夏休み以降に行われる「千葉県統一テスト」です。
同じ進学研究会で実施している「Vもぎ」もそうですね。

進学研究会という同じ会社で実施する模試ですが、夏休み前までの「進研テスト」と、夏以降の「千葉県統一テスト」とでは、問題のレベルが全然ちがってきます。

「千葉県統一テスト」の方が入試に沿った形式・問題内容のため、受験生にとっては、かなり難しく感じるでしょう。

ただ、これは当然のことです。
まだ9月から11月ころだと、過去問に手をつけていない生徒がほとんどでしょう。

そうなると、初めて入試問題に似た問題を見て、度肝を抜かれることとなります。

さらに点数もなかなか伸びづらい・・・
そして、秋くらいになると、自信喪失になる生徒が徐々に表れてきます。

しかし、毎年入試問題を見て思うのですが、千葉県の入試問題は、問題形式が複雑に見えるだけで、問われていることは、基本的なことばかりです。
つまり、作成者が問題を難しそうに「見せているだけ」なんですね。

解答内容を見ても、どれも教科書に載っているようなものばかりです。

問題文や資料・グラフを落ち着いて読み、問われていることは何かを読み解く、読解力がかなり問われていると感じます。

勉強の方針としては、夏休みまでに、進研テストの範囲で基礎力を身に付け、秋以降からは過去問や千葉県統一テストに対応できるようより実践的な演習に励んでいくのがよいでしょう。

受験は長期戦です。
現状に浮かれることなく、合格に向け突き進んでください。

それではまた!

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