【まさかのザル試験!?】令和3年度 千葉県公立高校入試を振り返る

公立高校

令和3年度の公立高校入試は3月5日が合格発表。

私の運営する教室でも、合格の報告の連絡や訪問が一斉に集まりました。

この日だけは、学習塾を運営する者として、やりがいと喜びを感じるもの。

今回は昨年度の前期試験との比較をしていきたいと思います。

この記事を書いた人
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菅原 正道

千葉市緑区出身の現役塾長。小中高生を対象とした学習塾で、5年間教室長をつとめる。
これまで、200名以上の受験生を第一志望の学校に送り出してきた。確実に合格するための戦略を組み立てることを得意とする。

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昨年度(令和2年度前期)との比較

全体的にみると、どの高校も倍率はかなり下がりましたね。

今後も公立離れは加速していきそうな感じがします。

県立千葉高や千葉東、市立千葉といった上位校ですら、倍率1.5以下とは・・・

こんな低倍率今まで見たことがありません。

★主な公立高校

昨年の志願者数  昨年の倍率  今年の志願者数    今年の倍率
 千葉  428人  2.97  359人  1.40
 千葉東  518人  2.70  428人  1.32
 検見川  482人  2.51  430人  1.33
 千葉北  292人  1.52  332人  1.18
 磯辺  352人  1.83  345人  1.22
幕張総合(総合)  1093人  2.68  1007人  1.47
 千葉西  371人  1.93  398人  1.24
 千葉南  378人  1.97  394人  1.23
市立千葉(普通)  453人  2.70  418人  1.49

 

定員割れの高校も続出!

こちらは、定員を満たす受験者が集まらなかった主な高校(1・2学区)です。

高校名  定員  受験者数  合格者数  倍率
千葉女子(家政)  40人  39人  40人  0.98
 千城台  320人  285人  284人  0.89
 土気  280人  253人  253人  0.90
 船橋芝山  320人  313人  312人  0.99
 市川南  320人  313人  313人  0.98
 船橋二和  280人  260人  260人  0.93
 浦安  200人  157人  155人  0.81
 八千代東  280人  254人  252人  0.91
 船橋法典  200人  193人  193人  0.97

今回、意外だったのは千城台高校と市川南高校の2校。

昨年の千城台高校の前期日程の倍率は1.91。

今年はその半分以下の0.89ですからね。立地の悪さが影響したのでしょうか。

昨年の市川南高校の前期日程の倍率は1.64。

今年は0.98とだいぶ下げました。二次募集も行います。

浦安高校は昨年に続いて定員割れ・・・定員を減らしてもこの様。

ますます不人気化が進みそうな予感がします。

低倍率の要因

主な要因は、以下の3点。

  • コロナ禍で私学へ相当数が流れた
  • 私学無償化の認知
  • 中学入試の激化

私立高校はオンライン授業の導入を速やかに実行し、子どもたちに学ぶ機会を提供し続けました。

一方、公立高校の多くはコロナによる休校期間中、何の対策も打てないまま1年が過ぎ去ってしまいました。

実際、公立高校に通う生徒の場合だと、課題のプリントが郵送で届けられただけで終わったとか・・・

これでは、生徒任せのほったらかし。並の高校生では正直しんどいですね。

今後もあと1,2年はコロナの影響が続くことを考えると、サポートの厚い私学に通うのは賢明といえるでしょう。

また、私学無償化によって授業料の給付が利くのも魅力。

世帯年収によって給付額は異なりますが、家庭にやさしいのは確かです。

少子化はもちろんですが、中学入試の人気が上がり、公立中学に通う子が少なくなりつつあるのも要因でしょうね。

来年度の予想

公立高校の低倍率化は、来年、再来年も続くと思われます。

コロナ騒動はそんなに簡単には落ち着きそうにないですからね。

人々の意識が以前のように戻るには、さらに時間がかかります。

ということで、ここ2,3年は公立高校はかなり受かりやすい試験になるでしょう。

「金銭的に私立は厳しい・・・」「どうしても行きたい公立高校がある」という場合は、確実に合格できるよう勉強に励みましょう!

この「ボーナスステージ期間」を逃さないようにしましょう。

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