うちの子、友達と塾に行くようになって、最近帰りが寄り道して帰りが遅くなってきてるの。友達と塾に行くと、「遊びと同じ感覚」になっているようで、大丈夫なのかな?
こんなお悩みを解決します。
♦本記事の内容
- 友達と塾に通うことのメリット&デメリットは?
- 結局、友達と塾に行くのは、良いのか?悪いのか?
- 友達と塾に通うことで、「まずいな!」と感じたときの対処法は?
塾の「保護者カウンセリング」をしているときに、たまにですが、保護者の方から、こんな相談を受けます。
- 塾の帰りに寄り道をするようになって、帰る時間が遅くなった。
- 休み時間中に外に出歩くようになり、勉強に集中できていないように感じる。
- 教室内で友達と騒いでいないか心配だ。
そこで、今回は、「友達と塾に行かせても大丈夫なのか?」というテーマについて、友達と塾に通うことのメリット&デメリットも交えながら、お伝えしていこうと思います。
友達と塾に通わせても大丈夫か?
結論としては、友達と塾に通わせても大丈夫です!
むしろ、友達と塾に通った方が、メリットの方が大きいです。
理由は、以下の3点です。
- 友達がいることで、競争心が芽生えやすい
- 友達と一緒の方が塾に行くのが楽しい
- 授業だけでなく、「行き帰りの時間」も、子どもにとっては楽しみの一つである。
塾に来ることの目的は、子どもの成績を上げること、学習習慣を身につけることが一番です。
しかし、それ以外にも大事な部分があります。
それは、子どもが「勉強が楽しい!」と感じられること。
勉強が楽しい、と感じるための一つの要素として、仲の良い友達の存在は大きいでしょう。
楽しい、という感覚にプラスして、競争心や向上心が芽生えてくれれば、もう十分ですね。このレベルまでいければ、自然と成績は伸びていきます。
それと、「勉強が楽しい!」という感覚は、なにも授業中だけである必要はありません。
塾の休み時間中や、行き帰りのときに友達と話す時間も大切です。
授業以外の時間が楽しければ、その延長線上にある勉強も、それに引きずられて楽しくなってきます。
私も小学6年生のころから塾に通っていましたが、最初の1年間は、授業よりも帰りの電車の中で友人とお菓子を食べたり、寄り道をしたことの方が楽しかったです。
もちろん、授業時間中など勉強している間は、しっかり目の前にある勉強に集中する。
ベラベラおしゃべりをしていてはダメです。
塾に行くことが遊びのような感覚でいては自分のためにもならないですし、何より周りで真面目に勉強している子にとっても迷惑です。
要はメリハリさえ取れていればいいんですよ。
友達がいるから勉強に集中できない、というのは、ただの言い訳でしかないです。
友達と塾に通うメリット&デメリット
念のため、友達と塾に通うメリットとデメリットの2つを挙げておきます。
友達と通うことのメリット
- 塾に通うのが楽しい
- 競争心が芽生えやすい
- 他の学校の子たちと関われる
- 通塾途中での安全面
- 勉強がイヤでも、とりあえず「塾に行こう」という動機付けにはなる
なんだかんだ言って、仲の良い友達といた方が通塾しやすい、というのが一番大きいのではないかと思います。
よく保護者の方からも、「友達と一緒に通えて、毎回、塾に行くのが楽しい!」という声をいただきます。
「勉強自体がキライ」という子でも、「友達に会えるから、とりあえず塾には行ってみるか!」と、行動に起こすことができます。
塾だと、学校のクラスが違う子もいれば、別の学校の子とも知り合う機会が増え、お互いに刺激を与え合うことにもなるでしょう。
塾の行き帰りの時間も、みんなと一緒に話しながら過ごせるので、楽しみがいっそう増しますよね。!
友達と通うことのデメリット
- 馴れ合い過ぎて、勉強に集中できなくなる
- 教室内で友達どうしで騒ぎ、周りに迷惑をかける
- 帰り道に寄り道したり、おしゃべりをして帰宅時間が遅くなる
- ケンカしたり、仲が悪くなったときに通いづらくなる
一番大きなデメリットとして、友達同士の馴れ合いにより、勉強がおろそかになってしまうことでしょう。
そもそも塾に通う一番の理由は、成績を上げることですからね。
友達といることで、逆効果になってしまっては困ります。
勉強するときは勉強に集中する、休憩時間中や行き帰りのときはみんなで楽しむ。
メリハリが大事!ということですね。
友達と一緒にいることで「まずいな!」と感じた場合の対処法
塾に通うメリットの方よりも、デメリットの方が大きく表れてしまってきたら、以下の対処法を検討してみてください。
曜日・時間帯を変更してもらう
意識が変わらないのなら、まずは手っ取り早く環境を変えてしまう方が早いです。
友達と少し距離を取るための工夫をしましょう。
- 通う「曜日」と「時間」を変更する。
- 座席を離して、友達と関わらないよう、塾の先生にお願いする
学校とは違い、塾だと、わりと融通が利きますので、担当者に言ってみるといいでしょう。
塾を変えてみる
子どもに対する「ショック療法」として、転塾してみるのも、解決方法の一つです。
地域によっては、近くに学習塾は密集しているエリアがあるので、通いやすいところに変えてみるのもいいでしょう。
近くの塾で気分を一新して、改めて再スタートを切るのです!
通信講座を利用する
「塾で管理してもらうのが不安」という方であれば、通信講座を活用するのもいいでしょう。
家庭学習をする習慣を身につけることができれば、塾に行くよりも、むしろ大きなアドバンテージを得られます。
今では、通信講座の会社も豊富に揃っています。
オンライン授業を視聴する形式や、テキストが毎月届くもの、タブレットのみで対応できるものなど、学習形態はさまざま。
お子さんにとって何がベストなのか、選択肢は多様なので、まずは①「資料請求」をして、内容を精査してみる。
そして、気になるものがあれば、②複数の通信講座の無料体験授業をハシゴしてみるのがいいでしょう。
家庭教師に依頼する
「オンライン授業だと、やはり自分では勉強を進められない・・・」ということであれば、自宅に先生が来てくれる方が安心ですよね?
家庭教師の会社も、今では豊富にあります。
家庭教師選びで、一番大事なのは、先生との相性!
まずは、子どもに合った先生が対応してくれるのか、体験してみるのがいいでしょう。
まとめ
今回は、友達と一緒に塾に通わせても大丈夫か?というテーマについて、メリットとデメリットを交えながら、解説してきました。
友達が一緒にいれば、「塾に行くのが楽しくなる」、「競争心が芽生えやすい」、「行き帰りが一緒なので、安全面で安心」というメリットがあります。
しかし、友達と一緒にいることで、悪い面が出てしまうこともありえます。
「馴れ合いによって勉強に集中できなくなる」、「教室でおしゃべりばかりする」、「寄り道して帰宅時間が遅くなる」など。
デメリットの面が強く出てきた場合は、今回ご紹介した対策に移りましょう。
塾は、学校とは異なり、いくらでも変えることができます。
いざとなれば、通信講座や家庭教師、オンライン家庭教師など、勉強するための手段は何通りもあります。
さまざまな方法を試して、子どもの学習環境をコントロールしてあげてください。
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