個別指導塾の違い 【1対2】or【1対3】どちらがよいか?

塾日誌
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菅原 正道

千葉市緑区出身の現役塾長。小中高生を対象とした学習塾で、5年間教室長をつとめる。
これまで、200名以上の受験生を第一志望の学校に送り出してきた。確実に合格するための戦略を組み立てることを得意とする。

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個別指導塾の種類もさまざま・・・

個別指導塾といっても、今はホント多くの塾がありますよね?

月々の月謝の違いや授業の進め方の違い。
とくに授業形態。
先生が1人に対して、生徒が1人なのか、2人、3人、それ以上なのか。

5人以上となると、先生が1人の生徒に対応できる時間はほとんど限られてしまうので、もはや個別指導とはいえないように感じますが・・・

一見、家庭教師のようなマンツーマン授業が一番めんどうを見てもらえそうで、成績も上がりそうな気もしますが、必ずしもそうとは言い切れません。

このあたりはなかなか奥が深いんですよ!

そこで、今回はさまざまな個別指導塾の授業形態についてお伝えしたいと思います。

先生1人に対して生徒1人の完全個別指導

1:1授業のメリット


常に先生がそばにいて指導してくれるので、勉強がまったくといっていいほど苦手な生徒にとっては、基礎からじっくり教えてもらえる。

1:1授業のデメリット


・常に先生がそばにいることで、依存心が高まり(甘えができてしまい)、先生がいなければ逆に自分で進められなくなってしまうことになりがちである。

・一人の先生に対する時間的拘束が強い分、月謝も高い。

 

先生1人に対して生徒2人の個別指導(一番多い授業)

1:2授業のメリット


・1対1の個別に比べれば、依存の度合いは弱まる。
 ⇒先生が他の生徒を見ている間は、自分で演習を進めていく必要がある。

・先生から教えてもらえる時間もある程度確保されている。

1:2授業のデメリット


・1対3の個別指導や集団塾に比べると、先生が説明する時間が長いため(インプット中心)、演習時間(アウトプット)が少ないのは否めない。

・1対3の個別指導塾や集団塾と比べると、やはり月謝は高めに設定されている。

先生1人に対して生徒3人の個別指導

1:3授業のメリット


・先生が説明する時間が、1対2や1対1の授業より少ない分、演習量が増える(アウトプット中心)
 ⇒先生がいなくても自分で勉強を進める力が身に付く。

・マンツーマンの授業よりは月謝は抑えめ。

1:3授業のデメリット


・先生が他の生徒を指導している間は、自分で進めなくてはいけないので、勉強が極端に苦手な子の場合どうにも進められなくなる。

結論

Q:結局、この中の授業形態で一番成績が伸びやすいのは、どの形態なのか?

A:1:3の個別指導が伸びやすいです。

一般に先生から「教えてもらう」、「説明してもらう」スタイルの勉強はインプット中心の勉強です。
何か知識や解き方を学べば、生徒もなんだかわかった気になってできるようになった気になりがちです。

しかし、いざテストになると、なぜか「できない!」
前に先生から教えてもらったことが、「思い出せない!」

こういったこと、皆さんもけっこうありますよね?(もちろん私もあります!)

これは、インプット中心の勉強をしていた弊害の一つです。

なぜなら、知識ややり方を「知っている」・「わかっている」レベルにとどまっていて、学んだ知識を「使いこなせる」・「できる」レベルにまで到達できていないからなんですね。

野球のルールがわかっていても、野球ができるようにはならないことと同じです。


できるようになるまで、ノックの練習をしたり、「素振り」をしたり、「バッティングセンター」で球を打つ練習をしますよね?

勉強も同じで、やり方だけわかっても試験でできるわけではなく、学んだ知識ややり方を使いこなせるようアウトプットしなければ、いくら学んでもできるようにはならないのです。

1対3の授業形態であれば、疑問点があればもちろん先生が丁寧に指導する時間はあります。

もちろん、ずーっと説明ばかりしてあげられるわけではありませんけどね。

また、演習時間も増えるので、先生から学んだことをその場ですぐアウトプットする時間も多く確保できます。

この授業形態に生徒が慣れていくことで、だんだん先生がいなくても自分で勉強を進められる力が身に付くのです。
(ここまでできたら塾は不要になってしまいますけどね。)

以上みてきたように、学力は「勉強は教えてもらう」のではなく、自分から「学ぼうとする」ことで、一番身に付きます。

最近、「アクティブラーニング」という言葉をよく聞きませんか?

この「アクティブラーニング」を進めていく上で、最も効果的な授業形態が1対3の授業なのです。

どの授業形態が子どもに合っているか迷っている方は、まずは1対3の個別指導塾で試してみることをおススメします。
なぜなら、一度依存心が高まってしまうと、なかなかそこから抜け出すことは難しいからです。

1対1や1対2の授業で依存心のかたまりのような子にならないためにも、自立できる子になってもらいたいですよね?

ぜひ参考にしてみてください。

 

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