中学生が塾に入るタイミング いつ頃がベストか?

塾日誌

 

中学生になって、まわりの子が塾に行き出したみたい・・・

うちも、そろそろ受験に向けて塾に入れるべきなのでしょうか?

うちの子なんて、これから受験生になるのに、ゲームに夢中で勉強には全く無関心・・・

塾に入れるとしても、いつが一番いいタイミングなのかしら?

今回は、中学生のお子さんが、高校受験に向けて、塾に通うベストなタイミングについてお伝えしたいと思います。

結論としては、以下の3つのタイミングです。

1位 子どもがやる気になったとき

2位 中学1年の夏休み明け

3位 2年生の年明け(1月~2月)

 

以下、3つのタイミングについての説明をしていきます。

 

1位 子どもがやる気になったとき

 

これが断トツでトップになります。

中学に入学したら塾に入れる、あるいは、受験生となる中3になってから塾に入れる、というのが、「一般的な考え」でしょう。

偏差値50近くの平均的な学力レベルの子であれば、少し強制的に勉強させて、学力を維持・向上させることは可能です。塾に入れて、本人の自覚が目覚めるのを待つのもいいでしょう。

しかし、平均点以下の学力レベルの子の場合だと、本人にその気がなければ、いくら教えても勉強に身が入らない。

理解力以前に、集中力もなければ、気力もないので、塾に入ってもたいして身に付かないままダラダラ過ごしてしまう傾向にあります。

私もこれまで300名近くの生徒を見てきて思うのですが、やる気のない生徒の成績を伸ばすのは、そうそう簡単ではないですし、現実的にみてかなり時間が掛かります。

3年~4年くらい。受験生になってから、ようやくエンジンが掛かり始めます。

 

学力が一番伸びるのは、本人のやる気があるとき

 

これは、スポーツでも音楽の世界でも同様に、勉強の場合にも当てはまります。

やる気が出るのが、早ければ早いほどいいんですけどね。

もしも、子どもが勉強自体が向いていない、意識が全然ダメということであれば、無理に塾に入れるのではなく、受験に対する意識が出てくるまで待つ、というのもアリだと思います。

2位 中学1年の夏休み中、あるいは夏休み明け(7月~9月)

 

中1の夏休み明けの定期テストあたりから、授業のレベルが一気に難しくなります。

中学入学後の最初のテストでは、どの科目でも、最初は基礎的な単元からの出題がほとんどでした。

しかし、当然ながら、徐々に難易度も上がります。

たとえば、中1の数学であれば、最初の正負のたし算・ひき算からスムーズにいったとしても、一次方程式の文章問題あたりにくると、急に問題が解けなくなってきます。

 

実際、教室に来てくれた保護者や生徒に聞いてみると、中学生になって成績が落ち始めるのは、中1の夏休み明けから、というケースがほとんどです。

割合でいうと、6割から7割。

この時期から、だんだん授業がわからなくなり、ドツボにハマってしまう生徒がなんと多いことか・・・

なので、学校の授業が理解できるレベルにとどまるよう、夏休み中から夏休み明けくらいまでに、塾に入るのがおススメです。

3位 中学2年生の年明け(2月~3月)

この中2の2月から3月にかけて塾に入ろうとする方が、わりと多い傾向にあります。

「4月から中3になるので、よし!頑張るか!」と、受験生としての意識も芽生えてきます。

それに、ほとんどの進学塾では、2月・3月あたりから新規生を募集しますからね。

これまでわりとマイペースに過ごしてきた子でも、周りの子も動き出すので、絶好のタイミングです。

それと、各塾でも「授業料1カ月無料キャンペーン」だったり、「入会金無料キャンペーン」といったお得なキャンペーンを実施しますので、それに便乗するのもアリかと思います。

まとめ

以上、塾に入るベストなタイミング、3つを紹介させていただきました。

ただ、これはあくまで目安にすぎません。

子どものやる気さえあれば、塾に入るタイミングはどの時期でも良いとは思います。

もちろん、塾に入るのは早ければ早いに越したことはありません。

塾に入れば、定期的に学習する機会が得られますし、進路に関する情報なんかも自然と耳に入ってきます。スムーズに「受験生としての意識」を持つことができます。

でも、自宅で定期的に勉強する習慣がついている

疑問点があった場合は、それを解決できる環境にある

そういう方であれば、塾の必要性はそこまで高くはないかもしれません。

全然勉強の方に意識が向いていなかったり、そもそも学力が極端に低い子の場合も同様です。

塾に入ることが「すべて正しい」のではなく、まずは子どもの様子を見て、入る必要があるのかどうかを見極める。

そのうえで、ベストなタイミングで塾に入ることを検討してください。

 

コメント