今回は、「日本の異国シリーズ第2弾」
東京都文京区茗荷谷にあるシク教寺院に行ってまいりました。
場所は、東京メトロ丸の内線「茗荷谷」駅から徒歩10分ほど。
寺院と聞いて、日本のお寺やヒンドゥー教寺院みたいなものをイメージしていましたが、今回の寺院はビルの地下の一室にひっそりとあります。
以前は、「インド・ビザセンター」があったのですが、今はもう存在していません。
「茗荷谷ハイツ」
この入口から入り、階段で地下に向かいます。
まず、入口で靴と靴下を脱ぎます。
その後、↓の写真にあるバンダナを頭部に巻きます。
近くにトイレがあるので、しっかり手洗いします。
日本語表記の案内もあり、わかりやすいですね。
バンコクのシク教寺院と同じように、バンダナで頭部を覆います。
うしろには台所があり、調理がされていました。
本場インドのシク教寺院の総本山、アムリトサルの黄金寺院でしょうかね?
寺院内は、なんとなくインドの香りがします。
異国の雰囲気がプンプンします!
礼拝所
ちょっと早めの10時20分に入ったので、ほとんど人はいませんでしたね。
入場すると、まずカレー風味の揚げパンと甘~いチャイをいただきました。
このショウガ入りのチャイがうまい!
懐かしいインドの味がします。
揚げパンの方は、食パンをカレー風味に調理したものですが、揚げたてでおいしかった。ケチャップに付けて食べます。
寒い日に行ったので、温かい食べ物は助かりますね。
ただの食パンでもインド人の調理師の手に渡れば、こんなインド料理に仕上がる。
自分も見習いたい。
10時半からの最初の礼拝から参加し、3時間半くらいは滞在させてもらいました。
お祈りから始まり、楽器や歌声が交じった独特の音楽、最後に昼ごはん、となかなか濃い時間を過ごせました。
なんだか東京にこんな場所があるなんて、信じられないような気分でしたね。
周りはほとんどがインド人風の方々で、日本人らしき人は1,2名くらいしかいませんでした。
最初の時間帯は少数でしたが、昼時になると徐々に人の数も増えてきました。
みんなタダメシ目当てなんですかね(笑)?
ただ、ほとんどの方が礼拝堂で献金をしていましたよ。
主催者の方々は、とても親切にもてなしてくれ、食事部屋に案内してくれたり、水やお茶を持ってきてくれました。
インドの方と聞くと、デリーやバラナシにいる詐欺まがいな人をイメージしてしまいますが、シク教の方はバンコクの寺院もそうでしたが、東京の方も大変すばらしいマインドを持っているなと感じました。
無料なのにすごいボリューム。
おかわりもどんどんすすめられました。
お腹いっぱいになります。
男性と女性は別々の位置で過ごします。
これはイスラム教の寺院と似ていますね。
シク教では、人間はみな平等だという精神のもと、椅子に座って食べるのではなく、なるべく地面に座って食事をするのだそうです。
今回のロケを通じて、シク教徒の精神は大変すばらしいものだな、と感じました。また、日本で暮らす外国人の方にとって心のよりどころとなる場所があるのは良いことだと思いましたし、こういった場所をできるかぎり増やしていく必要があるなと感じました。
茗荷谷のシク教寺院は、また来てみたいな、と思わせてくれるところです。
ぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
意外と気楽に入れる場所ですよ。
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