学校の三者面談も終わり、徐々に出願すべき学校が見えてきた時期。
私立高校の併願校は、学校の先生と相談して、だいたい目星がついていると思います。
では、第一志望の公立高校の出願は、そろそろ決まりましたか?
三者面談で、担任の先生から何校か提案されました。
第一志望の高校は、やはり厳しそうです。
もうあきらめた方がいいのでしょうか?
11月の三者面談は、まだ見込みの段階にすぎません。
これからのがんばり次第で成績が上がる可能性もあるので、現時点(12月)で確定するのはまだ早いですよ。
今回は、受験する公立高校を決めるべきタイミングについて、お伝えしたいと思います。
志望校を確定すべきリミット
結論から言うと、年明けの最後の模試の判定を見てから決めることです。
ほとんどの塾では、1月の冬期講習の直後に、最後の模試が行われます。
その成績がわかるのが、模試が終わってから約2週間後。
私立高校の入試が始まる時期ですね。
その模試の判定を見て、最終決定をすべきです。
もし、判定がS判定、A判定、B判定くらいであれば、そのまま出願すればいいです。
C判定、D判定であれば、悩ましいですね。
1か月後の2月24日の本番まで、自分を信じて頑張れるのであれば、そのまま出願してもOK。
自信がないのなら、学校の先生に事情を話して、志望校を下げるという選択もアリでしょう。
E判定なら、正直厳しいと言わざるをえません。
よほどの事情がない限り、志望校チェンジを決断すべきでしょう。
今年から、前期・後期の二期制が廃止され、一発勝負になります。
無駄な博打をするのは避けた方が無難です。
受験生の実力は直前期が一番伸びる!
ここでは、なぜ年明けの模試の判定で決めるのがよいのかについて、説明していきます。
理由は簡単で、受験生のピークがだいたい1月くらいに来るからです。
夏休みから秋にかけて、コツコツ積み上げてきた成果が見え始めるのが、この1月くらい。
受験が近くなり、徐々に緊張感が高まり、集中力も出てくる時期です。
この時期の受験生たちの勉強の中身は、量だけでなく、質も相当濃くなってきています。
なので、11月の三者面談の資料は、それほどあてにならないケースも見られるのです。
どんな試験でも、よく言われることですが、
「受験生は、直前期が一番伸びる」のです。
私の教室でも過去に、偏差値45から、直前期の追い込みで実力を伸ばし、磯辺高校(偏差値50)に合格した子がいました。
こういう生徒を見ると、大事なのは、
最後の最後まで、あきらめない気持ち。
受験直前期は、メンタルが最も大事であると、毎年痛感します。
出願しても一度だけ変更はできる
とはいえ、
千葉県の公立入試では、一度出願しても、倍率が発表された後に、出願校を変更できる制度があります。
今年度でしたら、2月17日(水)、18日(木)のどちらかに変更の受付が可能です。
もし、受験する高校の倍率が予想以上に高い場合・・・
合格する自信がなければ、志望校を下げることもできます。
逆に、本来狙っていた高校の倍率が、それほど高くない場合は、志望校を上げる、なんてこともできます。
ただし基本的には、一度出願した志望校を変更するのは、おススメしません。
というのも、わざわざ変更届を提出するのに、わざわざ高校に行ったりして手間が掛かりますからね。
実際に、変更する人の数も、毎年それほど多いわけでもないです。
一度出願した以上は、倍率がどうあれ、突き進む人がほとんど、というのが実態です。
いずれにせよ、今の時期は、年明けの最後の模試に向け、実力を伸ばすことに集中しましょう!
決断をすべきなのは、1月の半ばまでです。
それではまた!
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