小中学生の保護者の悩み 子どもが勉強しない その解決策を語る

コラム
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菅原 正道

千葉市緑区出身の現役塾長。小中高生を対象とした学習塾で、5年間教室長をつとめる。
これまで、200名以上の受験生を第一志望の学校に送り出してきた。確実に合格するための戦略を組み立てることを得意とする。

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多くの保護者の悩み No 1は、やはりこれ!

  • 「子どもが家で全く勉強しなくて困っている・・・」
  • 「うちの子なんて、自宅ではスマホのゲームに夢中で、もう中毒状態・・・」
  • 「うちは家庭学習は、テスト前の1週間だけ・・・」

この臨時休校期間中、3、40名ほどの保護者の方とカウンセリングをしていて、一番多かった相談。

勉強のできる子も、勉強のできない子にも共通してしますね。

では、この勉強しない子どもたちをどうすれば、勉強できるよう仕向ければいいのか?

今回は、その解決方法について、3つご紹介したいと思います。

  1. 環境を変える
  2. 習慣化する
  3. 親が勉強する姿勢を見せる

環境を変える

自宅だとダラダラしてしまい、全然集中できない・・・

それなら、いつまでも自宅で勉強するようにはならないでしょう。

一番手っ取り早い方法は、「環境を変える」ことです。

自宅以外の環境で、勉強せざるをえない状況に追い込む。

場所は、近くの図書館でも、カフェでも、塾の自習スペースでもいいでしょう。

いずれにせよ、子どもの勉強スイッチをオンにするためにも、「環境に投資する」という考えを持つことが大事です。

もちろん、おススメなのは、塾や予備校の自習室に行くことです。

周囲では皆が勉強しているので、自分もやらざるをえない状況になりますからね。

習慣化する

子どもに限らず、人間だれしもそうですが、やる気を上げようとしても、その気分が一時的にはあったとしても、それはなかなか長続きしません。

それに、やる気が上げようとしても、続かなければ意味がありません。

わたし個人の意見としては、

「やる気があるかどうかは関係ない。行動することが何よりも大事。」

やる気があろうと、なかろうと、行動していれば徐々にエンジンがかかって、勉強し出すのです。

習慣化するためのポイントとして、

勉強する時間・勉強する科目・使うテキストを細かく事前に決めておくことです。

たとえば、

  • 毎週水曜日の夕方6時から7時の間は、学校の社会のワークを進める。
  • 毎週月曜日と木曜日の夜8時から9時半までは、塾の自習室に行って、英語と数学のテキストをすすめる。
  • 毎週土曜の夕方5時から6時までは、自習室で英検のテキストをやる。

このように曜日・時間・やる科目など、細かく設定しておくことです。

そうでないと、やるべきことがあいまいで、すぐにサボりがちになってしまうのです。

人間、「今から何しようかな?」と迷ったらなかなか行動に移せないことが多くなってしまいます。


でも、あらかじめ何をすべきかわかっていれば、あとは行動するだけですよね?
余計なことを考えたり、迷ったりする時間を省けます。

子どもの勉強も同じように、親や先生が事前にやるべき課題を設定し、子どもが勉強しようという行動に結びつくよう環境を整えてあげることが大事です。

塾の自習スペースがあれば、それを最大限生かすべきでしょう。

その際のポイントとして、

「ある行動と勉強とをセットにする」

ということが挙げられます。

たとえば、

  • 勉強する前に、音楽を聴いてテンションを上げてから机に向かう
  • ジムで軽く筋トレしてから、机に向かう
  • 単語帳の暗記をしてから、長文や英作文の問題に取りかかる

というように、音楽を聴くことや、筋トレをすることを勉強とセットにしてしまうのです。

音楽を聴いて、テンションが上がったままずっと聴きすぎていては困りますけどね。

気まぐれで行動するよりかは、ある行動を起点として勉強に向かう、という行動パターンを身につけると自然と頑張れるようになります。

無意識のうちに、「勉強するのが当たり前」くらいの習慣が身に付いたら最強ですね!

親が勉強する姿勢を見せる

子どもは、一番身近な存在である親の影響を受けやすい傾向にあります。

なので、親が自ら勉強している姿を見せることで、子どもも自然に机に向かうようになります。

まずは、子どもが勉強しているときは、保護者の方も一緒に勉強したり、本を読んだりして、勉強に集中しやすい環境を作ってあげてください。

よくわんぱく坊主の子どもたちに、

「君たちのお父さん、お母さんは普段家で何しているの?」

と聞くと、だいたいが、

  • 「家でスマホでYOU TUBEばかり見ている」
  • 「親が2人ともゲームにハマっている」
  • 「親が家でテレビばかり見ていてうるさい!」

という反応があります。

これでは、なかなか子どもの方も「よし!がんばろう!」という気にはならないです。

まずは、子どもが自然に勉強に向かうような環境づくりが必要です。

人間は周りの環境によって大きく影響を受けやすい

よくオリンピックに出場したスポーツ選手の子どもが、親と同じようにスポーツ選手になったりすることってありますよね?
政治家の子どもが、親と同じく政治家を目指すこともあります。
東大出身の親の子どもも、親と同じ東大。
少なくとも早慶くらいには行っている傾向があります。

これは、遺伝の要素もあるとは思いますが、環境の影響もかなり大きいと思います。
すぐ身近な存在である親が毎日ストイックな環境の下でトレーニングに励んでいれば、子どもにとってもそれが当たり前のことなんだと、自然と意識させられます。
親がよく本を読んで常に学ぶ姿勢を見せていれば、子どもの方も、大人になったらたくさん本を読んで学び続けるものなんだと思えてくるでしょう。

反対に親が家でゲームばかりしていたり、スマホをいじってばかりしていれば、当然子どもとしても、それが当たり前なんだと思ってしまうでしょう。

昔から「子どもは親の鏡」と言われているように、子どもの姿勢を変えようとする前に、まず親が勉強する姿勢を見せなければならないと思います。

もちろん、親が勉強熱心な方の場合に、子どもが勉強しないということもありえますが、大人になっても勉強し続ける親の姿勢を見ていれば、時間が経っていつか自分も勉強しよう、という気持ちが湧いてくるはずです。

人間は環境によって大きく影響を受ける生き物です。
子どもが自然と勉強できるようまずは、親が子どもに勉強している姿勢を見せることが大事です!

もちろん私も人のことばかり言ってはいられません。
一生勉強するつもりで成長していきたいと思います!

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